台湾中華料理の味仙を堪能した我々は二軒目に向かうことにした。
結構食べているのでビールでも飲みながら軽くつまめたら…って気分なんだが、お店がどこも人でたくさんで今池の夜は大賑わいだ。
そんな中たどり着いたお店がここ。
日本酒ラベルみたいなデザイン!
梅田屋!
人情ホルモンであり大衆鉄板焼ってのがわかる暖簾。
こいつは期待大だ…後はあいていればだが…。
勇気をだして入店するとまさかの空席あり!
嬉しいけどなぜこの時間帯にしかも今池でガラガラなのか…。期待と不安を入り混ぜながらの着席。
スナックっぽいボックス席に案内された。
ホルモン以外も種類が豊富。
消されたメニューの
水キムチ
が気になる。
ドリンクも申し分ない。全方向に向けてアピールできる。
我ら瓶ビール党!!!
って事でサッポロ生ビール黒ラベルで口を潤す。
適当にホルモンを頼んだら鉄板の上に……
肉と野菜が油と共に運ばれてきた。
なんだこの料理…。適当にホルモンを頼んだのに野菜もついてきた。
めちゃくちゃニンニクが盛られてるのがわかるだろうか??
ニンニク入れますか?のおなじみコールがかかってしまったのでハイと答えた我々。
恐ろしい量のニンニクと七味が振りかけられてしまった。
いったいこれから何がはじまるのか想像もつかない。
調味料をたっぷりかけて店員はどこかに行ってしまうしジュウジュウと肉焼き骨焦がす鉄板は野菜や肉をいじめている。
再び店員がやってきて味噌ダレで鉄板の上を美味しく汚していく。
凄い匂いでビールが進む。まるで鉄板ショーを見てるようで食べる前にビールが次々と胃袋に流れる。これから食べる料理は何なのだろうか?鉄板焼って言ってもあまりにも暴力的だしあまりにも原始的だ。
このように味噌が固まって具材と根源にたどり着いたら完成だ。
ヘラやお箸で小皿に移して食べる。
味は味噌と強烈なニンニクが効いたホルモン野菜炒め味とでも言うのだろうか。
育ち盛りの学生が食べたらご飯おかわり連打は確定している強烈飯。
おじさん達は味仙で結構食べていたので変わりにビールを連打している。
さすがにご飯も欲しくなってきたのでご飯を注文する。
こんなに濃ゆい味は白飯でもないとやってられない!!!
!!!!!!!
ご飯を注文したと思っていたら、ご飯も鉄板の上で炒められていた。
あまりにも原始的な振る舞いに一同ビールを飲むことしかできないでいる始末。
もはやなんて言ったらいいかわからない絵だ。
店長らしき人がくると
「えっ!?ご飯入ってるの!?裏メニューたのんだの??」
裏メニュー!?
どうやら鉄板にご飯投入は裏メニューらしく、ご飯を頼んだら普通に白飯が届けられるらしい。しかし、他の店員はご飯を普通に鉄板inしてくれた。
あまりにも謎が多すぎる梅田屋。
ぶたおさんが店名が梅田屋の理由を聞くとよくわからないと店長が答えてくれた。
わからないのだ。わからなすぎる鉄板焼屋が梅田屋だ。不思議なアリスの国とかで繁盛しててほしい。
これがご飯が入ったホルモン鉄板焼。
こんなの美味いに決まってる!!!って力強くはいわないが、中々に美味い。
しかし、何を入れても味噌味が強烈で米は食感のアクセントになっている。
美味いのは間違いないが濃ゆい。そしてビールが進む。
夢でも見てるみたいな状態。
気づけばカウンターにもお客さんがちらほら。カウンターだとまあるい小さめの鉄板で肉と野菜が味噌ダレで炒められている。
この店めちゃくちゃ近所にほしい。
一人できて鉄板焼とビールしてもいいし、複数人できて鉄板焼ビールも楽しい。
何よりメニューが少ないのがいい。あれもこれもいらない。
鉄板焼だけでいい。鉄板焼とビールを飲めばだいたい大丈夫な気がする。
食べログをみると老舗なのもわかった。
愛されてるのだ。その理由がわかる。マジで近所にあったら通いたい名店。
みんなも愛知県に行ったら梅田屋行ってみよう!