タコの卵

どこまで我慢するのが身近な恐怖なのか

すき家牛丼メガ盛りミセス・ロビンソン

牛丼は「早い・安い・美味い」がテーマソングだった気がする。

 

牛丼に迷いを覚えながらも牛丼に対して真摯に向き合いたい男性がいるとしよう。

ちょうどお昼時に牛丼屋に入るというラッシュを考えずに入店する。何を考えてお昼時に混んでいるであろう牛丼屋に行くのか。わからない。だから牛丼そのものを理解できてないのだ。

 

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すき家の牛丼ランチセットだ。

いかにもお得なセットに思える。値段も悪くない。セットメニューにふさわしいラインナップで安価に食べれる事を嬉しく思える。なぜかランチは安くなる呪いにかかっているが、結果的に昼飯は一番ご飯を多く食べる事になりがちなのでランチセット2つと言う狂気もありうるわけだ。

 

 

ランチセットの誘惑に抗いつつ、俺は”牛丼”を食べに来たのだ!と力強く言い聞かせる。意思が弱い人間は言い聞かせないとなかなか行動に移れない。

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頼んだのはメガ牛丼。

通称メガ盛り。

第一印象は思ったよりメガじゃない…だ。

一番大きいサイズにもかかわらず余裕で食べれそうだと感じた。

自分が大柄男性だからってわけではないが、なんとなくメガじゃないんだ。

大盛り、特盛、と来てメガだ。

特盛の上ならもっとありえないようなサイズ出来てほしかったが…それだと値段も跳ね上がるんだろう。720円で気絶するまで牛丼を食べようというのが傲慢なのだ。

 

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高さだ。

下の小さい底上げがなぜかメガ盛りを主張しているように見える。

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正直に言おう。

 

あまり美味しそうには感じなかった。

牛丼ヘビーユーザーには申し訳ないが、牛丼初心者のにわか発言だと思って流してほしい。

メガ盛りなのに肉の量が少なく感じたからだ。牛を箸でつまむとすぐご飯が見えた。

もう少し。もう少し肉がほしい。肉をあげるとまだ肉!!ぐらいはメガ盛りに求めていた。

 

食べると想像以内の味だった。

牛丼にめちゃくちゃ美味い!!を求めていたわけではないが、おっ!!これはパワーがでるぜ!ってぐらいは求めていた。

まぁまぁまぁ。牛丼を楽しもうと紅生姜をのせる。

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なぜ紅生姜をのせてしまったのか。

牛丼には紅生姜!!!みたいな固定観念が俺の中にあったかもしれない。

山盛り紅生姜で牛丼をわしわし食べる!が男らしさの象徴だったかもしれない。

 

結局中途半端に紅生姜をのせて牛丼を食べる。

いったい何がしたいのか…迷走している…牛丼に踊らされてる…。

 

 

 

 

ここから先は食べかけ牛丼の画像がでるので嫌な人は見ないでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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半分以上食べ続けたメガ盛り牛丼。

味は一生変わらない。

特に七味唐辛子が好きなわけではないが、無駄にかけてしまう。

この辺が人生を映し出しているようで残念な気持ちになってしまう。

 

もっと思い切りのある行動をとりたい。牛丼一つ満足に楽しめないで何が大人なのか。

クラクラした。食べながら無になる。メガ盛りなのに無盛りだ。

 

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なんの苦労もなく感触。

手応えがなくハッキリ言って適当プレイでも勝てた相手だった。

むしろお腹空いてくる始末。

 

適度に胃にご飯が入って元気になっている状態だ。

こんな気持ちになるためにメガ盛り牛丼を頼んだわけじゃあないのに。

 

紅楼夢に美貌の姉妹

尤二姐と尤三姐が出てくる。

絶世の美女だが不幸な結末がまっている姉妹と牛丼が非常に重なってしまった。

 

俺はこれからどうやって牛丼に対して向かい合ったらいいのか。

腹を中途半端に満たして気取って読書するおじさんに未来なんてないのか?

 

次の牛丼ポエムに期待してほしい。

 

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