タコの卵

どこまで我慢するのが身近な恐怖なのか

【ゲームインナハⅡ】インツーでプレイしたゲームと思い出【前編】

2019年9月26日

惜しまれつつも26年間営業していた老舗ゲーセンゲームインナハⅡ通称インツーが閉店した。

 

最終日は宇宙で一番流行っているゲーセンと錯覚させるほどの人で埋め尽くされて、最後のインツーを味わおうとインツー勢が所狭しとレバーを握ってボタンを叩いた。

 

 

インツー閉店の感傷に浸っているのもいいが、空白期間があるとはいえインツーオープンからラストまで過ごしたのでこれまで遊んできた楽しかったゲームの記録を書きたい。

長文になるし後編まで続く可能性があるが好きな人は最後まで読んでほしい。

 

 

 

インツー本当にありがとう。

家よりインツーにいた時間が長いぐらいの生活が凄く好きだった。

 

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開南のゲーセン

26年前、インツーオープンしたが正直そこまで行ってなかった。

なぜなら当時の開南はゲーセン天国であり、わざわざインツーに行く選択肢がそこまでなかったのだ。

 

ざっと思い出すだけで10店舗近くゲーセンがあった。

俺が通ってたゲーセンはファミステと呼ばれるゲーセンで50円15分でネオジオやスーファミ等の家庭用ゲーム機が遊べ、奥の方ではアーケード筐体とメダルゲームがあった。

 

新しいゲーセンインツーがオープンした時俺は小学生だ。

インツーは50円ワンプレイのアーケード筐体メインでお小遣い60円ぐらいの小学生には厳しい環境。

なのでみんなファミステにたまってお金を出し合いネオジオのゲームで遊んでいた。

 

しかし、度重なる盗難や違法行為によりファミステが潰れる。

 

今までファミステで遊んでいたキッズ達はそれが当たり前のようにインツーに流れていく。

 

なぜなら当時のインツーはメダルゲーム全盛期!!!

 

インツー奥の方はメダルゲームがたくさんあり、お金がない小中学生にはもってこいの遊び場だった。遊んでいた人しかわからないかもしれないが、ビッグかスモールか??のメダルゲームが一番好きだった。あの独特の音楽と効果音は今でも覚えている。

 

そのころ流行っていたゲームはKOF95、スパⅡX、リアルバウト餓狼伝説など超大作ばかりで対戦したいがお金がない俺はずっとプレイを後ろで見ていた。

 

なけなしの50円を満を持して投入しても一瞬で消える悲しさは中学生にあまりにも重い体験。

それでも学校が終わったらインツー、休みの日は起きたらインツー、毎日インツー通いを続けるうちにゲームの腕も多少上がり対戦しても勝ったり負けたりするレベルまで成長した。ゲームで勝ったり負けたりすることだけが人生の全てだったし、学校の成績は悪い。スポーツもできない。でもインツーでなら勝負できる!それだけで嬉しかった。

 

プレイしていたゲーム

KOF

KOF97がリリースされるとインツーはKOF一色に染まった。

超人気対戦台KOFの何が革命的で嬉しかったか?

 

3キャラ使って対戦するKOFはお金がない中学生や高校生にとって救いの存在だった。

なぜなら一人1キャラ使って3人で50円を出し合いゲームできるからだ!!

それぞれが得意なキャラを使い3人でチームを組み対戦する。

強い人と組めば勝てる可能性がグンとアップするので長く遊べる!!!

そんな遊び方でKOF97.KOF98、99とインツーで遊びまくった。

2000からはストライカーシステムのせいでなんか面白くないと感じてプレイをやめた。

だからKOF98が一番好きだ。

 

怒首領蜂

インツーにも訪れた空前のシューティングゲーム!!!

もちろん流行りは弾除けゲーの怒首領蜂。

これが流行った。受験前の塾行く前に怒首領蜂をして、塾の休み時間に絶対間に合わないのに怒首領蜂をプレイしにインツーに行く狂気を生み出すぐらい流行っていた。

 

パカパカパッション

音ゲーと言えばビートマニアだろうが、インツーの音ゲーはパカパカパッションだったのだ。

ビートマニアは聞いていたがインツーには導入されず、近くの新しいゲーセンに設置されていた。

対してインツーは何を思ったのかパカパカパッションと呼ばれる音ゲーを対戦台に設置していたのだ。

パカパカパッションは音ゲーだけど対戦できる。

だからプレイしたい人は少なからず反対側の対戦台にすわる。最初はシステムがわからないから対戦がはじまってしまう。

その結果、だれも1面をクリアーできないまま対戦しつづける狂気の空間が生まれていた。パカパカパッションと言えばインツーだろう。インツーの音ゲーはパカパカパッションから生まれたのだ。

 

ガントレットレジェンド

50円で朝から晩までプレイできる狂気のゲーム。

 

www.tettyagi.com

食パンと2リットル飲料を買い、ず~~~~っとプレイし続けたゲーム。

なぜならよほどのミスが無い限り無限に遊べるゲームなのだ。

無限に遊べるようになるまである程度のお金はかかるが、一定ラインを超えるとずっと遊べるゲーム。お金がない時は本当に嬉しかった。

 

ゾンビリベンジ

名前の通りゾンビゲーム。

難易度が高く1コインクリアーを目標にプレイしていたがその夢は叶わなかった。

 

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二十歳になった時も毎日のようにインツーに行っていたが、

大阪に数年住んでいる時期があった。

その時は全くゲームに触れてないで、自分はこんなにゲーセンやゲームに触らないでも大丈夫なんだな…と寂しくもあった。

 

沖縄に帰ってきてプレイしたゲームはインツーを代表するゲームとなった

 

ストリートファイターⅢ3rdストライク

 

だった。

 

 

 

 

 

 

 

ストリートファイターシリーズはプレイしていたが、3rdストライクはブロッキングと言うシステムのせいで敷居が高く、また今までのストツーキャラがいないので全然プレイしていなかった。

 

当時のインツーは3rdに人がたくさんいてみんな仲良く対戦していた。

何も知らない状態では勝てないし、何より一緒に格ゲーできる人達がいると嬉しいので勇気を出して声をかけ対戦メンバーに加えてもらった。

みんないい人で色々と教えてくれてメキメキと上達した。

インツーが終わった後にみんなで食べに行くご飯が何よりも楽しかったし、インツー平定後にみんなであーでもないこーでもないって話すのが超楽しかった。

いつも対戦してくれるメンバーがめちゃくちゃ強いので全国大会を目指すレベルでやり込んでみたい!!と思い本当に毎日のようにインツーで3rdしていた。

 

3rd一年に一回のお祭りクーペレーションカップにも出場した。

弱いので負けてしまったが、全国から強い人が集まってゲームをプレイすることに感動して興奮した。

 

とにもかくにもストⅢ3rdストライクはインツーを全国区にして沖縄からプロゲーマーも誕生するインツーを代表するゲームになった。

 

 

ストリートファイターⅣ

完全新作のストリートファイターシリーズ!!

スト4!!!

 

このゲームは凄かった!色々な格闘ゲーム猛者が参加した上に、あのウメハラが復帰したことにより全国的に超流行った。

もちろんスト4をプレイしまくってインツーでワイワイ遊んでいた。

スト4のゲーム性があっていたのか超面白くて毎日のようにプレイ。

しかもなんか勝てる!格ゲー強いわけじゃあないけどスト4はなんか勝てる!

これは…!?

って感じでやり込みまくってスト4で闘劇出場までしてしまった。

沖縄県代表として東京に行ったが一回戦負け…。悔しい思いもしたが色々といい思い出にもなった。

 

メルブラ

家庭用で少しだけやっていたが、インツーでは全然流行っていなかった。

メルブラ勢がインツーに来てくれたおかげで教えてもらいながら対戦しまくった。

もともと月姫が好きだったこともありキャラクターの魅力もありながら空中ダッシュや二段ジャンプ。コンボが長いゲーム性も面白く負けまくりながらも遊んでいた。

七夜の厨二的なかっこよさにも魅了された。

 

アルカナハート

初代は少しやっていたがハメを食らってやめていたゲーム。

アルカナハート3になってやってみようって事で教えてもらいながら遊んでいた。

コンボが今までにないぐらい長いゲームで覚えるまで大変だった。

覚えた後も安定させるためにコンボ練習しまくって出来るようになった時は波動拳が出せた時ぐらい嬉しかった。

もちろん対戦はボコボコにされまくっていた。それでもゲーム性の自由度が面白い上にコンボが出来るようになっただけで面白いから負けながらも対戦していた。

 

ブレイブルー

インツーで負けすぎてあったまって家庭用買ったが2日で売ってしまったストレス製造ゲーム。ジャヨクホウテンジン!!

 

 

インツーがあったから

もっともっとプレイして超楽しかったゲームもあるが、全部書くと終わらないのでこのへんで。

本当にインツーがあったから色々なゲームで遊べて良い思い出ができた。

一時期は家よりインツーにいる時間のほうが長かった。とにかくインツーがあったから今の人生がある。

 

勉強もできないし、スポーツもからっきし。もちろんもてない。

家も厳しいし、何もかもが嫌だった時もインツーは歓迎してくれた。

 

ありがとうインツー。

 

 

正月もインツー

バレンタインもインツー

卒業式もインツー

入学式もインツー

成人式は冷蔵庫にペンキ塗ってた

夏休みも毎日インツー

誕生日もインツー

クリスマスもインツー

年越しもインツー

 

インツーにいけば誰かに会えたしインツーにいけばなんとかなった。

とりあえずインツーだし、何かあった前も後もインツーだった。

 

 

 

インツーは本当に素晴らしい場所でした。

 

 

 

後半はインツーで起きた事件&ヤバい人シリーズ!