沖縄県南部に動物園があるらしい。
結構広くて、動物園っぽくなくて自然な感じなのがウリだとか。自然な動物園ってなんだ??折とかないとか?やばいな。自然だ。
とにかく和気あいあいと動物以外は和気あいあいできる動物園があるみたい。
なので行ってみた。
平和の塔など周辺には塔がたくさんある。それらをスルーして向かったさきにうちなーファームがあるらしい。
でっかい止まった風車を抜けて、駐車場に向かうも……車が一台しか止まってないし人の気配がない。まじで人っ子一人いる感じしない。
凄い嫌な予感を感じながらも進むと…
終了してた!!!!!
がーんだな……って思ってるけど、なぜか施設の中は入れる。
入れるのでせっかくだから誰もいない広大なうちなーファームに入ってみた。
昔は動物がいたみたいだが、今は何もいない。音すらしない。
風と木々のざわめきだけが聞こえる。
この先を進んだらどうにかなってしまうんじゃないか!と思われる永遠ロード。怖い話だったら絶対進んじゃ行けない道。なので行けない。
柵っぽいところ。何か動物がいたのだろう。今は植物しかいない。
植物鑑賞もいいが、動きが欲しい。なるほど動く物と書いて動物。今動物は俺しかいない。俺が動物園だ。
広大すぎて何もない。かといって荒れてる感じはないから不思議だ。
気持ちいい風がゴウゴウと吹き荒れ、思いっきり声を出しても何も帰ってこない。本当に誰もいない。怖くなってくるレベルだ。こんな広大な場所で誰もいないを体験できるうちなーファームって凄い。
木々が調子にのって育ちまくってる。
普段動物に食べられてる側代表だからこのCHANCEを逃す手はないよな。今生えてなんぼみたいな躍動感を感じる。まじで誰もいない。
ご覧の通り道路はあるが誰もいない。
思いっきり走っても叫んでも歌っても。やっちゃだめだが全裸になっても誰もいない。まだ入れるっぽいので管理者の人はいるんだろうが、今は誰もいない。
何かしらのゲームをやるには最強のスポットだ。カードゲームは向いてない。風で飛ぶ。サバイバルゲームなんかしぬほど盛り上がるだろう。死ぬほど広いし。
トイレに入ろうとしたら恐ろしい注意書きがあった。
ハブ!!!!!!
これ絶対いるパターンじゃん。
ハブいそうだもん。トイレは全然綺麗でやはり管理者が管理してる感じがわかる。しかしハブはいそう。誰もいないもん。ハブぐらいいるよ。こんなに緊張感があるトイレは久しぶりだった。
進んでいくとビニールハウスがあった。
中はゾンビに襲われた後みたいになっていてちょっとだけ怖い。
いや、夜なら凄いこわい。
ちょっとドアが開いてて入れるのも怖い。誰もいないビニールハウス。
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誰もいない動物園の施設はこんなにも不気味なのか。何を育てていたんだろうか…。
ごらんの通り荒れ果ててなく今でも目をつぶれば人がいそうだが、誰もいない。
なぜこんなことになったのか。
ステージみたいな場所もある。
ここでライブやショーをしていたんだろうな。馬と羊のFX実況とか、魚の怖い話とか。綺麗なステージで自然もたっぷりだが不自然極まりない。なにか怖いものを感じる。
看板もある。あるが、園内は広すぎて歩いていくと帰ってこれなそうで怖い。中で自転車やゴーカートみたいなのが欲しい。ほしいが誰もいないので何もない。いるのは自分だけ……。
古墓もある。そしてハブもいる。
植物と墓とハブだけがいる。
ここでゆっくりしたい。本当に風が気持ちよく、植物のオラつき感も半端ないし気持ちいいのだ。いるだけで気持ちいい。後は人が20人ぐらいそこらにいたら安心するんだけど、まじで誰もいないので不安になってくる。
人は誰もいないに慣れてない。あまりにも人がいる。人がいすぎることが普通になってくる。
かつてウマ・シマウマ・ロバ広場だった広場
盛者必衰の理をあらわす広場とでも言うのだろうか。
今は植物の広場だ。かつて食われまくってた草たちが今は自分たちの時代!と言わんばかりに生えまくっている。右奥の大きい草みたいなのがマザー草か。マザー草も母性あふれる生え方で好感がモテる。子草も楽しそうに生えて楽しんで欲しい。これからは動物に食われないから安心して生えてくれ。
むしろ食われなかった草の未来を見せてくれ。木になるかもしれんしありえないほど生い茂る可能性もある。君たちの未来は無限大だ。
何もないところを歩く僕。
かつて畑があったっぽい虚空を見つめて歩く。
散歩するには最高に良い。なんども書くが風が気持ちいいのだ。そして人気がない。モンスターに襲われるのはうってつけのシチュエーション。
なにか建物も草木に見えてくる
ステージっぽいところで写真をとってもらった。
オンリーショーだ。草木に語りかけるしか無い。草木も久しぶりの人間に喜んでくれるだろうか。植物のいい暇つぶしになればと思う。
肥料が!!!!
見渡す限り気持ちいい。軽いスポーツでもすると気分も晴れるだろう。
錆びついた恐ろしいマシンを発見した。
何に使うのか。おそらく調子にのった動物や人間を植物が痛めつける事に使うのだろう。草木の叡智だ。
ワイン販売してると書いてたので向かったが
建物にすら入れなかった。自動ドアっぽいけど開かないし、手動ドアでもなさそう。謎だ。
中に電気がついているので誰かいそうだが、試飲は無理そうだ。
こんな感じで少しだけ探索した。
奥はもっとあって全然回れてないけど、帰ってこれない可能性もあるので遠慮した。正直奥は怖かった。何があるかわからん。凶暴化した元職員もいるかもしれないし、血の味を覚えたサトウキビがいないわけでもない。危険は避けよう。
とにかく広大な土地で誰もいないを味わえるならここしかないんじゃないだろうか?手付かずの自然や危険な山に行くことなく孤独を十分に満喫できるおすすめスポットだ。沖縄に来た際は是非とも行ってみて欲しい。
くれぐれもハブと迷子だけには注意してくれ。