ローソンに沖縄限定かわからないが
うちなーミックス弁当が売っている。
うちなーミックス弁当は税込みで450円。
カロリーも高く、ボリュームもあり弁当としては申し分ない構成力だ。
当然人気商品でお昼時には品切れも多い。
運良く1個だけあったので購入したのだ。
うちなーミックス弁当をあけてみる。
敷き詰められた白米に豚の生姜焼きと高菜とハンバーグ。
卵焼きにチキンカツ、マッシュポテトにウィンナー。
チキンカツの下にスパゲティ野菜炒め。
以上で構成されているのがうちなーミックス弁当だ。
おかずが豊富で高カロリーなのにワンコインで買える弁当。しかもコンビニで売っているので助かる人は助かる。
ここで疑問に思うだろう。
うちなーミックス弁当とは何か??
うちなーミックス弁当のうちなーとは何か??何がミックス??
うちなーとは沖縄の方言で「沖縄」をさす。
日本語訳にすると「沖縄ミックス弁当」だ。
ミックスは混ぜる。まぜあわせると言う意味。
つまり「沖縄まぜまぜ弁当」って意味だろう。
たしかに具だくさんで混ざってる感じはでている。
しかしうちなー。沖縄部分は何処らへんにあるのだろうか??
禁じられたうちなーしぐさを求めて弁当を解析してみた。
白米 うちなー☓
米に関しては沖縄関係ない。むしろ沖縄では米が全然収穫できないので沖縄感がない。沖縄は芋の文化。米は内地のものだ。
よって白米はうちなーらしさを感じない。
豚のしょうが焼き うちなー○
豚と言えば沖縄!あぐー豚!
と言えるぐらい名産品で、これぞ沖縄!と強く言える商品だがはたしてそうだろうか?
もともと沖縄は牛肉を食べる国だったとしたら?
一説によれば、当時沖縄は牛を食っていたが「内地が肉とか食べないよ。ダサいよ。」って事で牛肉を食べるのを沖縄辞めたらしい。
そんな時に中国からの使者がきておもてなしをしないといけなくなった。
中国の使者は肉好きだ。しかし、ないちゃー文化に染まった沖縄には牛肉がない。
そうだ!!豚肉なら!
って事で豚肉でおもてなしをすませ、それから豚肉文化になったとか。
なのであながち豚肉のしょうが焼きは間違いではない。
でも牛肉でもいいわけだ。現在は豚肉が流行っているので豚肉のしょうが焼きにしていると思う。
それでも沖縄=豚肉のイメージは強い。イメージって言うより現在進行系で豚肉文化だ。これは立派なうちなーポイントだろう。
高菜 看板も出さずに必死にやっている
「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」。多分、僕の口の周りに微妙に唐辛子の味噌がついていたのだろう。はい、食べました。美味しかったです。と答えた。すると、「うちの店は初めてですか?(答える間もなく)何故高菜を食べたんですか? スープを飲む前に何故高菜を食べたのですか? ルールがあるじゃないですか。まずスープをというルールがあるじゃないですか!」と18センチのまま一気にかましながら、持ってきたラーメンを手放さずにこう言った。
「これをお出しすることは出来ません。マナーに反する人はお帰りください」。唖然とした。「だってここに高菜が置いてあるから、食べちゃいけないなんて書いてないから食べました。じゃあ、今から水を飲みまくりますよ。で、口の中を洗いますよ。それでも駄目なんですか?」と訊ねたら、また同じことを言われた。
長男を見たら、長男は「あちゃー」という顔で奥でもじもじしている。そっか、わかった。次は旦那さんだ。3秒ほど無表情で見詰めたら、反応があった。「お客さんは酒を呑みますか? 利き酒って知ってますか? 利き酒をする前に高菜を食べますか? そういうことです。そんな神経の人に食べてもらっては困るのです」。
ここでまた奥さんがかまし始める。「うちは看板も出さずに必死にやっているのですよ。スープを認めてくれないなら、やっていけないんですよ。唐辛子が口の中に入っていたらまともにスープを味わってもらえないじゃないですか? そんな人にスープを呑んで味を判断されたら、もう終わりなんですよ、はぁーはぁーはぁっ」
ハンバーグ うちなー△
言わずとしれた世界中で大人気料理のハンバーグ。
肉料理で言えば超A級クラスの大物でハンバーグに異論を唱えるものはいない。
キングオブキングの肉料理だ。
お子様から大人まで誰もが口にすることがあるハンバーグ。
そのハンバーグがうちなー弁当に入っている事に違和感は
ない
なぜならハンバーグは地域性を持たない。
ハンバーグは不変のものであり、またハンバーグは弁当からフルコースまで多種多様な扱いをうける。ハンバーグとは自由であり美味しさの象徴なのだ。
うちなーらしさといえばうちなーだし、違うと言えば違う。
みんなのココロの中にハンバーグはあるのだ。わかってくれ。
卵焼き うちなー☓
卵焼きもうちなー料理とは言えない。
あるっちゃあるが、うちなー限定?と言われれば言葉に詰まる。内地の卵焼きとは違うが一緒だろう。卵焼きは作り方や味が違っても卵焼きからは抜け出せない。
卵を焼けば卵焼きた。くやちいよぉ。
チキンカツ うちなー○
チキンは沖縄でもよく食べられている。
なぜならば!?
ケンタッキー消費量はなんと沖縄が全国ナンバーワンなのだ。
なのでチキンカツがうちなーっぽいか?と言われれば疑問がでるのもわかるが、誰よりもチキンを食べている県民性を考慮してギリギリうちなーポイントをあげたい。
チキンカツは正義だ。とんかつは正義だ。かつかつ!!
マッシュポテト ☓
この料理がうちなーだったら全てがうちなーになる。
マッシュポテト。響きが凄く良い。これを読みながら声に出してみて欲しい。
マッシュポテト
いい響きだ。旨さは調味料に左右される。むしろ調味料がなければ味が寂しい感じになる恐ろしい料理。マッシュポテトはうちなーではない。どっちかというと寒い地域の食べ物のイメージが強い。ロシアとか。
ウィンナー ☓
こうまで洋物が続くとポーンハブ弁当なの!?と錯覚しかねない。
ウィンナーは間違いなく西洋の料理。豚肉の加工食品だが、伝統ある料理でしっかりとした歴史がある。
ウィンナーは弁当に入りがちランキングトップ3をほしいままにしている殿堂入りのチャンピオンだ。ずっとなんでいるかわからない会社監査役みたいな存在とは大違いである。
堂々と自分は弁当の主役もはれるぞ!と主張してはばからないウィンナーはもちろん、
うちなーせいゼロだ。まったくうちなーではない。米国に統治されてから洋食が増えたと言え、うちなー感はない。普通の弁当ならまだしもウィンナーに失礼だ。
ウィンナーはチャンピオンなのだ。うちなーって小さい枠にとらわれない弁当の心強い相棒だ。
スパゲティ 下敷き
麺類は古今東西どこの地域でも重宝され発達してきた。
食事の歴史を紐解けば、麺類にぶち当たる。それぐらいスパゲティとは権威ある料理だ。今では簡単に作れるし何より安い。
安価で手軽に食べれる上に、お金を出せば高いスパゲティも食べれる。今どきはパスタと呼んだりするが、違いはわからない。
そしてスパゲティには負の側面も存在する。
長らくスパゲティは「弁当の皿」として苦渋の歴史を歩んできたことを忘れてはならない。
メジャー弁当の雄。から揚げ弁当のからあげの下には必ずスパゲティがいた。
縁の下の力持ちと言えば聞こえがいいが、ついでに入れました感は拭えない。
色々な弁当の下敷きにされているスパゲティ。
本来ならメインイベントクラスの実力なのだが、弁当になると途端に脇役扱いだ。
なぜなのかわからない。弁当界隈の有力者がスパゲティに恨みをもち、こんな麺なんて唐揚げや肉類の下敷きにしてしまえ!と決めたとしか思えない処遇だ。
スパゲティ単体のコンビニ商品は無数に存在するし、店ではメイン料理として看板も出して必死にやっているのにもかかわらず弁当だと扱いが下敷き。
可哀想な存在であるが、一部ファンもいることを書いておきたい。何よりあの下敷きスパゲティが好きなんだ!の声も少なからず上がっている。
そういった意味で沖縄の現状とシンクロしないでもないが、さすがにうちなーではないだろう。米軍基地や内地の下敷きになっているなんか書こうものならど左翼モンスターと言われるのがおちだ。すでに言われているが……。
野菜炒め △
野菜炒めに国柄がでるのだろうか?
多少の違いはあるだろう。使う野菜の種類や調味料にも違いがでるであろう。
しかし根本となる「野菜炒め」カテゴリーからは逸脱できない。
沖縄県の旬の素材を活かした野菜炒めは確かに沖縄感はでているが、うちなーなのだろうか??無理やりうちなーと言えばうちなーだし……答えに詰まる。
ここは△にしておきたい。なぜならゴーヤーチャンプルーやなーべーらー炒めなら文句なしにうちなーだったが、ただの野菜炒めなので辛い。
値段 くるちぃよぉ
沖縄県は日本で一番最低賃金が低い場所だ。
書いている僕の給料も恐ろしく低い。
貧乏なのだ。もちろん金持ちもいるが、格差はあり僕みたいな貧乏人は常にお金がない生活に追われている。
うちなーミックス弁当の価格が450円なのは「うちなー」なのだろうか?
本来、最低賃金が違うのなら物価の値段も違ってしかるべき。
しかし、沖縄のコンビニと東京のコンビニでも値段は一緒なのだ。
スーパーの食材も特に値段はかわらない。野菜に至っては輸送費で高くなってしまうしまつ。
はてなブログPROにする料金もかわらない。携帯料金もかわらない。Amazonだと配送料で逆に高くなる。それでも貰える給料は少ない。罰ゲームなのか??
常に沖縄は貧困になるように仕向けられている。沖縄以外の地方もそのような現状が多い。
沖縄で働くと単純に給料が低いのだ。
家賃は九州で福岡の次に高い。
ここまでくると貧乏になりたくて沖縄に住んでいると思われるぐらいキツい。
東京で働いたほうが確実に現状より金回りは良くなる。
それでも沖縄でうちなーミックス弁当を買って食べる。
自炊しないから貧困かもしれないし、ランチに450円も使っているから貧困かもしれない。書いてて悲しくなるがそのへんは間違いなくうちなーんちゅなのだろう。
まとめ
ここまで書いて○☓を集計してみた。
☓
○
看板も出さずに必死にやっている
△
☓
○
☓
☓
下敷き
△
くるちぃよぉ
書いてておかしくなりそうだったが、うちなーミックス弁当はこうやって集計とったり色々考えて食べるものではないのかもしれない。
高カロリーでワンコインで手軽にコンビニで手に入る。
沖縄は「日本語が通じる外国」と昔言われていた。
気軽に内地から異国を感じられる沖縄に旅行できる。
まるでうちなーミックス弁当のような存在だ。
うちなーミックス弁当は沖縄のありかたそのものなのかもしれない。
肝心な味だが、特に美味しくない。不味くもない。
ただおかずとご飯がある感じだ。
沖縄にきたら哀愁あふれるうちなーミックス弁当を食べてみて欲しい。
そして琉球の風を感じ、この土地を好きになって見て欲しいです。
他の日に買ったらなんかメニュー構成が違うんだけど!!!!!!
沖縄雑すぎぃぃぃぃ!!!!
いい加減にして!!!