37歳まで工事現場でアルバイトしてた！？影山ヒロノブの「ゴールをぶっ壊せ」を読むしかない！

CHA-LA HEAD-CHA-LA

ドラゴンボールZのOP曲だ。

僕はアニメ直撃世代なので毎週のように聞きまくったし、ドラゴンボールが中止になる野球中継のせいで今でも野球が嫌いなレベルで好きだった。

日本人なら誰でも知ってるし、海外でも超人気曲。CDの売上は累計170万枚以上。

アニソン界のプリンス　影山ヒロノブ

そのプリンスが37歳まで工事現場で働いてたなんて信じられるだろうか？？

歌手の年収が7万？？月収じゃなく年収？年間無料100本ライブ？？

持ち歌1000曲以上！！！

驚愕の事実を歌手「影山ヒロノブ」が書いてくれた本

ゴールをぶっ壊せ - 夢の向こう側までたどり着く技術

ゴールをぶっ壊せ - 夢の向こう側までたどり着く技術 (中公新書ラクレ)

 この本に影山ヒロノブの真実が全て書かれている！！

16歳でデビューしたバンドは４年で解散。天国から一転、堕ちた地獄から、ノーギャラライブや15年に亘るアルバイト生活を経て、今頂に立つ、アニソン界のパイオニア・影山ヒロノブ。苦難の先で出会った「聖闘士神話～ソルジャー・ドリーム～」「CHA-LA HEAD-CHA-LA」、アニソンレジェンドたち、そしてJAM Project。なぜ諦めなかったのか？　なぜファンは、そして世界は彼を愛するのか？　だからもっと熱くなれ！　その手で夢をつかみとれ！

アイドル時代から悩みまくった地獄のソロ活動

学生でレイジーを結成し、ロックバンドをやりたかったが事務所の意向によりアイドルバンドに。結構人気がでてテレビとかにもでるが、アイドル活動をしぬほどやりたくなかったみたいで結局解散。

メンバーはちりぢりになってLOUDNESSを結成したりしたが、影山ヒロノブ自体は

ボーッとしてた

ボーッと歌が歌えたらいいよな。アイドル活動で結構人気でたし。

って軽い考えでソロ歌手になるが、人気は落ちまくって事務所クビに。

拾ってもらった事務所では地獄のノーギャラ年間100本ライブツアー。

ノーギャラよ。ノーギャラ。ちょっとしたグッズの売上とかで年収7万円はあったらしい。しぬじゃん！！普通やめたくなる。普通に歌手は諦める。

しかし影山ヒロノブ最大の才能は

歌うの楽しいー！！って所だった。もちろん迷いもあったが、

歌ってればいいや！歌うの最高！それだけで地獄の下積み時代を過ごしきった怪物！

一般的に好きなことで稼げたら最高と思われるが、思うようにいかないのが現実。

よく言われるブログで生活とかもいいなぁって思うし、声優になりたい！ってのもわかる。野球選手やプロゲーマーだっていい。

しかしおじさんになっても夢を見ていると世間の目も痛いし、何よりずっと好きなことをして過ごすってのができないのが普通だ。

夢は諦めろ。現実を見て過ごせ。影山ヒロノブも散々言われてきたと思う。

でも彼は諦めなかった。ってか諦めるって選択肢すらなかったと。

歌ってれば楽しい！歌手最高！

すごすぎるでしょ。だってなりたい歌手になってるんだから楽しい！って精神性は大切にしたい。言い訳しないで突き進みたい。読んでるだけで勇気が貰える。

現場でアルバイトとまんがの歌

しかし歌手活動だけではお金がなくて生活できないので、工事現場でアルバイトをしていた影山ヒロノブ。現場で働きながら年間100本ノーギャラライブ。

これだけで歌うモンスターってのがわかる。

地道な活動が実ったのか、電撃戦隊チェンジマンのOP曲の以来が来る。

結構評判が良かったみたいで、そのあと光戦隊マスクマンや宇宙船サジタリウスなど続々と「まんがの歌」以来が来る。

この「まんがの歌」ってのが当時を表している。

今でこそアニソンと言われるが、昔はまんがの歌だったのだ。

もちろんまんがの歌の地位は低い。歌手活動で言えば下のランクだっただろう。

それでも影山ヒロノブは歌えるのが楽しいので問題ない。明るく歌って誠実に現場で働く。しかも結婚もして子供も生まれている。

そんな頑張ってる中で究極の出会いが二回もやってくる。

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聖闘士神話 〜ソルジャー・ドリーム〜

戦隊シリーズの歌が良かったようで、聖闘士星矢の歌の依頼がやってくる。

これがなかなかのヒットを飛ばし、ライブ会場でもウケが明らかに良い。

影山ヒロノブ＝まんがの歌　の人を印象づける一曲となった。

たしかに今聞いても聖闘士星矢の歌は良い。ってか聖闘士星矢って無限に売れてて怖い。何年前の作品だ。今でも何かしらの作品となって世に出ている。

でも現場で働いている。聖闘士星矢の歌とか歌ったら歌手活動で食っているんじゃない？って思いがちだけど全然らしい。

歌手の厳しい現実を知ったと同時に、影山ヒロノブが強く主張しているのは

歌詞を書け

歌詞を書かないと印税が厳しいぞ！！しきりに主張している。

曲に対する歌い手の取り分は異常に少ないらしく、歌詞を書くことでようやく稼げるらしい。なので今からアニソン歌手になりたい人は歌詞を必ず書けるようになること！！

絶対歌詞書こうな！影山ヒロノブとの約束だ。

CHA-LA HEAD-CHA-LAを歌っても現場で働く

そして伝説のドラゴンボールZ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」だ。

もう誰でも知ってるレベル。東京オリンピックの歌は「CHA-LA HEAD-CHA-LA」で良いじゃん！これより有名で盛り上がる曲ある？？世界ウケバッチリでしょ。世界中のドラゴンボールだよ。

もうここまで売れたら歌手だけで食べていけるでしょ？？

そう思うのが普通の考え。そして影山ヒロノブは普通じゃない。

影山ヒロノブはなんと工事現場の才能もあったのだ！！！

現場監督になり、友人と一緒に有限会社まで立ち上げてしまった！

アルバイトでやってたはずの現場仕事がいつしか親方になり会社を作るまでやってしまった。

年齢にして37歳まで現場で働いて働いて働きまくったのがヤバイ。普通じゃない。

CHA-LA HEAD-CHA-LAだよ？？？あんなに有名な曲なのに……それでもそこまで儲けがなかったらしい。ここまで過酷な歌手活動。すごい。

CHA-LA HEAD-CHA-LAの収録も現場で疲れてヘロヘロになりながら走って収録現場に向かい歌う。家に帰って眠る。起きて現場に。そして歌の収録。現場に。

だから影山ヒロノブってやたらゴツいなって思ってたけど、現場で鍛え上げた素晴らしい肉体だったのか！！本を読んで初めて知ったことしかない。

日本人は影山ヒロノブの事を知らなすぎる！！！みんな本を読め！！

ヤバイメール

「あなたブラジル来て歌う。ギャラはない」

普通、上記のメールが届いたら4秒ぐらいで閉じて二度と見ない。

しかし普通じゃないのが影山ヒロノブ。

こんなヤバイメール！おもしろそうじゃん！！

ガチでブラジルまで行っちゃう。そしてブラジルで歌っちゃう。

これをきっかけに南米での活動も盛んになっちゃう。

世界中から来てくれコールが来まくる。

ならばとワールドツアーやっちゃう。世界中で大人気。

普通はブラジルまで行かない。でも行っちゃうのが影山ヒロノブ。ヤバイメールがきっかけだけど、やばくないメールでもたぶん行ってた。

とにかく最初期からの理念というかステータス特性というか

歌うの大好き！

このスキルのせいで何処でも何時でも歌っちゃうのが影山ヒロノブの凄さ。

影山ヒロノブ

幸運と努力と影山ヒロノブ力で世界的に有名なアニソン歌手になった影山ヒロノブ。

苦労もした、現場で働いた、子供も二人生まれた、事務所もクビになった、ライブの客は5人とかだった、現場で働いてる時にアイドル時代のファンに目撃されて気まずい思いもした。

それでも夢を諦めなかった！！

一回も諦めなかった。ずっと歌った。そしてゴールと言われるゴールを壊しまくって突き進んだ。

読んでいるとすんごい勇気が貰える。ゴールなんか決めるな！ぶっ壊せ！進みまくれ！

と影山ヒロノブが言ってくれる。

歌手を目指す人や、夢に向かって前進中の人。

影山ヒロノブのファン、アニソン好きはぜひとも読んでみて欲しい。

そして影山ヒロノブファンになってみよう！！

ゴールをぶっ壊せ - 夢の向こう側までたどり着く技術 (中公新書ラクレ)