ゴーヤーチャンプルーが苦手だった。実際に食べれるけど好きじゃない。
むしろ嫌いな食べ物属に入るレベル。沖縄生まれ沖縄育ちなだから少し気まずい感情もあった。フーチャンプルーや豆腐チャンプルーは大好きだが、ゴーヤーの苦味にうええってしちゃう。だからと言って沖縄で生活してて頻繁にゴーヤーチャンプルーを食べる機会がなかったので困っていなかったが、正直憧れていた。ゴーヤーチャンプルーを美味しく食べるうちなーんちゅに。心の奥底でゴーヤーチャンプルーを美味しそうに食べる自分を想像していた。
その憧れがこの前叶った。
「羽地の駅」
やんばるの新しい名所としてオープンされた「羽地の駅」は立派な作りで車も沢山停まっていた。人気がある道の駅って感じだ。
「羽地の駅」によった目的は幻の「屋我地マース」を買うためだ。
沖縄の青い海から作られた、自然の恵みいっぱいの塩「屋我地マース」|株式会社 塩田
「屋我地マース」の製法は非常に厳しいらしく少量しか作れないらしい。
興味がある方は上のリンクから見て欲しい。機会づくりではなく手作りで非常に厳しい製法になっている。
沖縄は塩ブームもあって塩に拘りがある人が多い。その塩ソムリエ曰く「屋我地マース」が最高に美味しいとの声。
そこまで言われたらタレ派の僕も気になるじゃあないか。って事で「羽地の駅」でショッピングを楽しむことにした。
そこでもちろん塩ソムリエは「屋我地マース」をカゴに入れるが、野菜も沢山入れていた。やんばるで採れた新鮮な野菜。特に大きいゴーヤーが目を引いた。非常に活き活きしていて美味しそうな野菜達だ。
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話をゴーヤーチャンプルーに戻そう。
憧れが叶ったって話は、この「羽地の駅」で買ったゴーヤーチャンプルーを塩ソムリエが振る舞ってくれたからだ。僕はゴーヤーチャンプルーが苦手だったが、せっかく作ってくれるので喜んで食べようと。なにより凄く美味しそうな匂いがしたから食べたくなった。
恐る恐る口に運ぶは言いすぎか。美味しそうな匂いと湯気。緑と黄色と茶色の色彩。
ポークが大きくて嬉しい。僕はポークが大好きなんだ。あぁ……美味しそうなゴーヤーチャンプルー。いやいや。あの苦いゴーヤーチャンプルーだぞ?心で葛藤しながら勇気を振り絞って
一口食べる……!?
あの強烈な苦味がこない。僕が嫌な味と認識している変な苦味がこない。もう一口。もう一口。
美味しい。ゴーヤーチャンプルー美味しい。ポークと一緒に食べる。あぁ、このポークの油とゴーヤーのちょっとした苦味が最高にマッチしてる。ご飯を思いっきり頬張る。止まらない。このゴーヤーチャンプルーはご飯泥棒だ!
ゴーヤーチャンプルーって美味しかったんだ!!!
今まで食べたゴーヤーチャンプルーはなんだったんだ!?ってかこんなに美味しいゴーヤーチャンプルー食べたこと無い。嫌い→好きになった瞬間だ。凄く美味しい。
思わずご飯が……。ご飯おかわりをお願いする。ゴーヤーチャンプルーももっと食べたい!!憧れていた人になっている。ゴーヤーチャンプルーを美味しそうに食べる沖縄人に!今迄の反動からかすぐに食べてしまった。感動しつつも純粋に美味しさで嬉しかった。
ごちそうさまでした!とっても美味しかった!実はゴーヤーチャンプルー好きじゃなかったんだけど、このゴーヤーチャンプルーとっても美味しい!美味しいごはんありがとう!毎日食べたい!!
と作ってくれたゴーヤープロに感謝しまくる。圧倒的な感謝がそこに!
ゴーヤープロは特別な事はなにもしてない。素材が良かったんだよとTVで良く見る料理人の台詞をスラスラとつぶやいた。対応までプロだ。素敵すぎる。
新鮮な野菜×料理の腕=美味しいは法則すぎる。
これでゴーヤーチャンプルーの呪縛から放たれた。ゴーヤーチャンプルーは美味しかったんだ。むしろ好きになった。ゴーヤーチャンプルー食べたい。ゴーヤーチャンプルー食べたい。
月日は流れ食堂でゴーヤーチャンプルーを頼んでみた。出てきたゴーヤーチャンプルーはゴーヤープロが作ったものとは違うが美味しそうだ。
いただきます!と威勢よく口に運ぶ。にがい。苦い。あれ??ポークと一緒に食べる。にがすぎる。いや……そんなに美味しくない。。。深い悲しみが僕を襲った。せっかくご飯大盛りにしたのに。いやいやながら食べる食事は辛い。なんとか力の限り完食したが、ゴーヤーチャンプルーが嫌いになりそうだった。
あぁ。あの美味しいゴーヤーチャンプルーがもう一度食べたい。食べれる日がくるのが待ち遠しい。
みんなも嫌いから好きになった食べ物はありますか?僕はゴーヤープロのゴーヤーチャンプルーが大好きです。