友人がいけなくなったから良かったら一緒にいかない?
とA3のライブビューイングに誘われた。
ライブビューイングは舞台やコンサートを映画館で中継してみんなで一緒に楽しもうってイベント。現地に行けなかった人には大変ありがたい行いだ。
A3とはスマホアプリのゲームでジャンルはイケメン役者育成ゲーム。
イケメン役者育成ゲーム!?
もの凄いゲームだ。A3はめちゃくちゃ人気でライブビューイングのチケットも争奪戦らしい。今回はそんな貴重なイベントに誘われたのでA3の事を全く知らないおじさんがライブビューイングに参戦したレポを書いていこうと思う。
msa3-lv-theater.ponycanyon.co.jp
春組
今回の公演は”春組”が主役らしい。四季にちなんで他にも夏組や冬組、秋組もある。
組毎に公演があって、押しのキャラ、俳優さんが出演する舞台を存分に楽しめる仕様になっているみたいだ。
写真上が春組。
みんな笑顔で楽しそう。
髭のおじさんが春組を指さしている。僕だ。
周りはハッキリ言って9割女性客。
この感じは前回と一緒だ。
だったらいけるぜ!って事で席に座って待つ。
空席なしの超満員の映画館。みんな舞台がはじまるまでウキウキしながら話をしている。
突然カタコトの変な日本を喋る人がソロソロハジマルヨ~みたいな事いって館内がざわめく。
そしてはじまるA3ライブビューイング!!!
赤い髪の男の子が監督と呼ばれる人と会話している。
しかし、監督はどこにもいない。
監督はどこに?
主役っぽい子が
「そうですよね!!!監督!!」
と観客席に向かって話しかけると…
パァァァァ~
と青い光が!!!!
「うん!監督ありがとうございます!」
監督とは観客の事!?!?
どうやら監督=客席にいる人たちらしい。
みんなの力で舞台の光を青くして返事している。
いきなり度肝抜かれる展開でやばい。おじさんには刺激が強すぎるスピードだ。
A3は劇団のお話で、今回の舞台は春組公演。
なので春組のキャラがわ~~っと登場する。
赤い髪の元気な子
イケメン洒落てる金髪
監督好きすぎマン
大学生
日本語やばいイケメン
この5人が春組だ。
現時点での情報量だとこんな感じになる。
”春”しか感じられないメンバーではじまる春組公演。期待は花丸だ。
大人の男
春組の舞台は「不思議な国の青年アリス」をやるらしい。
タイトルが既に”春”を感じさせてくる。青年がはいるだけでダークサイドに嵌りそうなのが怖い。
舞台に向けて稽古中に、監督好きすぎマンこと「碓氷 真澄」君が悩んでいる描写がクローズアップされる。
何に悩んでるかと言うと、監督に好かれたいらしい。
演技は!?チームワークは!?とか一瞬思ったが、好きな人に好かれたい事以上に大切なことなどなにもない!!!真澄君は真剣に悩んでいるのだ。
どうやったら監督を振り向かせられるんだろう……。
悩んでると、偶然にもモテモテアドバイスを耳にする。
アドバイスの内容は大人の男になれば意中の人を振り向かせられるんじゃないの?
って内容。大人の男とは余裕があって冷静で寛容性があって~みたいな。ようするに酸いも甘いも吸い尽くした達観した素敵なオトナ男だ。
真澄君は必死に内容をメモし、これで監督を振り向かせられる!と神からのメッセージの如く稲妻がはしる。わかる。真澄くんも一生懸命なのだ。ここに来て急に感情移入してしまうのが凄い。真澄くんの元の性格はおそらく監督以外に興味がなくつっけんどんな態度をとるキャラだ。
しかし、真逆の性格にチェンジしてしまったからさあ大変。
春組公演も迫っているのに、急なキャラチェンで”春組らしさ”を失い迷走するメンバー。
イケメン商社マンと対立する大人の真澄くん
そんな状況に苦悩し、春組らしさを探す咲也
日本語やばいシトロン
ツッコミが上手い大学生
春組公演はどうなってしまうのか!?真澄くんの恋の行方は!?シトロンは大丈夫なのか!?
大まかな筋はこんな感じだ。
碓氷 真澄と茅ヶ崎 至
今作の舞台は二人の対立から和解?までが骨となっている。
真澄くんは監督に気に入られたくて必死に大人の男を演じてるが、無理なことをやっているせいで”真澄くんらしさ”が失われていく。
イケメンサラリーマンの至さんがフォローにはいるのだが、
超かっこいい
なんか絵から飛び出しましたよね?ってぐらいイケメン。立ち振舞も優雅だし格ゲー超強いし真澄くん可愛いしいったい俺は何を見てるんだ!?って気にさせてくる。
真澄くんが動き喋るだけで監督はかわいい~って反応になり、至さんがクールに決めると監督はうっとりしてしまう。
僕も新人監督ながら真澄くんの保護者になりたい欲がでてきた。あんなの好きになってしまう。至さんは完全に家でパパっと料理とか作って欲しいぐらい素敵。元のキャラをしらないので舞台のイメージだけで語るが、この二人のやり取りが本当に花があるのだ。
アリスと帽子屋の粋なやりとりは二人にしか出せないだろう。
真澄くんとってもかわいいよぉ…って思いながら真澄おじになりそうな気持ちを必死におさえ
シトロンほんまありがとう
と春組公演にエールを送った。
A3の舞台
今回はじめてA3の舞台、そしてライブビューイングを体験したんだが、正直すごかった。
何がすごかったって監督達の幸せオーラがすごかった。
舞台で何か起こるたびに、本気で一喜一憂する監督達に頼もしさすら感じた。
こんなにたくさんの監督達に愛されて役者さんは幸せものだなと感動すら覚えた。
とくに真澄くんの可愛さがやびい。
一緒に行った人が真澄くん押しらしいのだが、ずっとますみきゅんかわいいよぉ…養いたいよぉ…真澄くんのためにつみたてNISAでインデックスファンド積み立てて置くからね…満期になったら毎年4%ずつ引き出して監督と楽しく過ごしてね…みたいな事は言ってないが、それぐらい嬉しそうだった。
そして至さんが大人の男を真澄くんに演じてみせたのが熱かった。
大人ってのはこんなに大変なんだぜ?でもひょうひょうと演じてみせるのも大人さ!と僕にも言ってるようでドキドキして至さんの確定拠出型年金僕が払います!と思わせる凄みがあった。
そう。凄みだ。
この舞台には凄みが住んでいる。主人公らしい咲也は元気いっぱい真っ直ぐに動く。そのエネルギーはみんなに伝わり思いを一つにする。
”春組らしさ”という、形がない大切なものを無我夢中で探しそれを体現する春組の事が本気で好きな様が見てて痛いほど伝わってくる。こんなにひたむきで真っ直ぐな咲也が逆に心配だ。心配だから監督が咲也の住民税や所得税、各種保険を支払ったほうがいいぐらいだ。
シトロンもがんばえーってなった。なんだか憎めないキャラで好きになるし突っ込みまくる皆木 綴と名コンビだと思った。
無事に春組公演前半も終わり15分程度の休憩。
次は後半の舞台になるのだが、この時はまだ誰も知らなかったのだ。
後半は誰もが驚く本当の”春組らしさ”が見られるなんて……
下に続く。