現在もヘリパッド強行建設が続いている高江。実際に行ってみると機動隊の多さに恐怖し、あまりにも非日常感が強すぎてめまいがした。
抵抗を続けているN1テントが排除されたので現在の運動拠点はN1裏テントになっている。朝早くから起き、実際にN1裏テントに行って現在の状況や、何が起こっているのか確かめに行ってきた。
遠い高江
沖縄県でも北部に位置する東村高江。
実際に那覇から名護まで行くのが沖縄ドライブで定番になりがちだが、名護でゴールってのが多い。そのゴールからさらに進むのが東村高江の場所だ。
車で行って3時間ぐらいはかかる。それでも綺麗な海、やんばるの森を堪能できるのでドライブとしては最高だ。本当に綺麗な景色が続いて南国チックを嫌でも味わえる。北部だけど。
始めていく人には注意して欲しいが、宜野座のコンビニを過ぎると買い物できる所が、高江の山の駅しかない。
ここは昔ながらの商店風なので落ち着く。トイレもあるので安心だ。そしてポケストップにもなっている。ポケモンGOもここで楽しもう。楽しむのが大事。
裏を返せばここが最後だ。ここでしっかり食料や水を確保しておきたい。
ここから数分、凄い「THE沖縄」(サトウキビ畑)って感じの道を通ってN1裏テントに向かう。
N1裏テント
看板が出ているので迷うこと無く到着できた。
外から見るとブルーシートで覆われていて凄味がある。興味本位でよると外からでも満足してしまう威力がテント村にはある。
思い切って中に入ると代表の山城博治さんが歓迎してくれた。山城さんに話を聞くとなんと機動隊はお盆休みで現在は工事も止まっているらしい。
なるほど。お盆休みもあるのか。素晴らしい。カヌチャリゾートホテルで悠々自適に遊んでいる姿を想像する。
「よく来てくれた!」「高江の現状を発信して行きます!」
心強い握手を交わしテント内を撮影しまくる。行きたいけど行けない人や、行ってみようと思う人に雰囲気が伝われば幸いだ。
テントの中
テントの奥はブロックと板で作られた簡易ベンチがズラーっと並ぶ。
座るとグラグラして不安定だが、慣れてくると上手く座れた。
天井はブルーシートで日除けも雨もしのげる。横はむき出しの大自然。
虫の音が凄い。この日は灼熱だったが、テントの中は意外と涼しい。この涼しさと自然に魅了されると素敵だと思った。
高江の地図。
現在の状況や工事の予定等、地図を見ながら説明を受けた。ありがたい。現地にいかないとわからないことが沢山あるのを実感。
清水記者じゃないが現場に行け!だ。
凄味がある言葉。
食材の備蓄棚。カップラーメンは当然としてキャンベルの缶詰は沖縄らしさが十分にでている。あと金ちゃんラーメン。美味しいよね。
なかなか味がある一枚だと勝手に思っている。
救急セットも。カップラーメンも沢山ある。お腹が空いても大丈夫だ。
テープに貼られたアンパンマン風の絵がいい。そしてハブ毒吸引器に恐ろしさを感じる。ハブはいるのだ。
ジャングルで一番恐ろしいのは毒蛇と聞く。まさにハブだ。
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注意してもしたりない存在。危険な所なのを再認識させてくれる。
水の備蓄もたくさん。水だけはあっても困らない。全国から応援の水が届くらしい。ありがたいことだ。本当にありがとう。
アイスキーパーにポカリスエットとさんぴん茶、水。この暑さじゃポカリスエットが嬉しい。冷たいさんぴん茶も格別だ。
ノートやチラシが入っていた。連絡帳代わりか?
カップラーメンにはお湯が必要なのでヤカンも結構な数を用意している。
暑さで大変なのに熱いカップラーメンを食べるのは痺れそうだ。
調味料もある。味の変化が嬉しい。
こちらは大鍋やガスコンロも。みんなで食べる料理は美味そうだ。
想像すると嬉しくなる。
冷えグッズ。これも嬉しい。あるとないとでは大違いだ。
とにかく想像の3倍ぐらい暑い。でもテント内は少し涼しい。なんでだろう。
見えづらいと思うけど黒いのがアリ。
やんばるのアリ超でかい。噛まれたら絶対痛い。本当にデカくてビビる。
泊まり込みの注意書き。
ここで眠るのは体験してみたいが厳しい闘いになりそう。あと虫嫌いは絶対に眠れないと思う。虫だらけの大丈夫を漫喫しまくってしまう。
なぞのタコ!!!!!!
タコの卵ってブログ名だから妙に親近感がわいてきた。高江と共にタコ。関連性がわからないがタコはいい。やっぱりタコの卵にしてよかった。
座り込みガイドラインもある。
高江在住のナガオくん!!!!!!!!!
高江在住のショウコちゃん!!!!
辺野古のジュゴンは沖縄県民といい、こういうのにグッと来てしまう。
天気。でもたまにスコールがあるらしい。自然だ。
短い時間だったが、非常に勉強になった。
朝早くから出発したのが正解だった。お昼ごろはもっと暑くなっているだろう。
僕は頻繁にこれる場所ではないが、現地に行って知ることはできる。そして発信する事もできる。なによりナガオくんの悲しい顔は見たくない。
ここのN1裏テントを強制排除する可能性もあるらしい。なんともひどい話だ。
みんな笑顔で歓迎してくれた。興味がある方はとっても遠いが行ってみて欲しい。北部観光ついでだと行きやすくなるかもしれない。
前回の高江は恐怖の印象が強かったが、今回の高江はがんばるぞ!と前向きな気持ちにさせてくれる場所だった。