ジャーナリストの清水潔さんと作家の青木俊さんに誘われて辺野古に行ってきたのでレポする。
前日は沖縄歓迎会って事でしこたま飲んだ。起きたら当然のように二日酔いだったが、青木さんからの電話で目が覚める。「辺野古に行くけど一緒にどうですか?」ご一緒しない理由がない。気合を入れて準備し、清水記者が運転する車に乗り込む。
実は、沖縄県に住みながら米軍普天間飛行場の移設先となっている名護市辺野古沿岸部に行ったこと無かった。
理由は住んでいる場所から遠いのもあるが純粋に怖かった。完全に噂だが公安にマークされる可能性があるとか言われると震え上がる。噂だけどね。
しかし、こんなチャンス?逃してなるものかと思い辺野古視察に参加。
那覇から車で1時間強で埋め立て予定地の辺野古に到着。
当日は、風も強く気温も沖縄なのに低めで寒かった。僕は二日酔いと車酔いのコンボでダウン気味。潮風に当たりながら回復を待った。
これが噂に聞いたテント村か!
なんだ。身構える必要はなかった。もっと早めに来たらよかったのが第一印象。
テントの中に入ると移設反対の写真や記事が貼りだされていて興味深く観察できた。
現在は工事中止中なので人も少なめらしい。
ジュゴン折り紙。千羽鶴ならぬ千獣ジュゴンか。
めちゃくちゃ凄みがあるストラップ。これをつけるには勇気がいるぞ。
僕は普天間基地が辺野古に移設されるのは反対だ。普天間基地を無くして終了にしてもらいたい。中国が危険!みたいに煽ってくるが、普天間基地が無くなったら速攻で危険度が増すのか?辺野古に基地移設されたら安心度アップなの?太平洋側だけど。中国は反対側だよ。そもそも利権でしょ!とか言っちゃう。
なによりこのままじゃ永遠に沖縄はアメリカの植民地じゃん。
実際に日本人をいっぱい殺したアメリカを擁護するのが理解できない。僕は自衛隊反対じゃないので、日本は日本で守ってほしいと思っている。日本凄い!日本サイコー!って番組が多いけど、全然凄くないじゃん。アメリカ基地に守られているとか恥ずかしいでしょ。あんなに日本人を殺した国の基地を建設しまくって喜んでいるとか……。しまいにはアメリカ基地を批判すると左翼やら売国奴って言われるけど普通逆でしょ。この捻れた構造はなんなのだ?
辺野古の綺麗な海を見ながらグルグルと考える。
辺野古のテント村には内地から来たプロ市民しかいない!とネットの噂を聞くが、テント村にいたのは沖縄の人が大勢だった。写真や記事を眺めていると
「に~に~、天ぷら食べるねぇ?」
おじさんが沖縄なまりで天ぷらをご馳走してくれた。あくまで噂は噂ってのがわかる。自分で体験して真実を追求するのが大切だな。
プロ市民の話だけど、アメリカ基地大好き陣営の人が公職選挙法違反で逮捕された件は皮肉が効きすぎていると感じた。
辺野古のテント村を後にしてキャンプキンザー前を通る。
ここは、基地前にテントが沢山あってギョッとした。正直に言うと、ちょっとビビった。ず~っとテントが続いて反対運動をしているのだ。
帰りの車内ではキレる団塊世代の話題で盛り上がる。
沖縄に住んでいる僕が上記の事を発信するのは抵抗がある。何故かと言うと、周りの人は結構辺野古基地移設に賛成だったり、そもそも政治的な話が嫌いだったりするからだ。このブログがキッカケで距離を置かれる事は十二分にあると思う。ただでさえ友人が少ない僕が、友人0になる可能性すらある。めちゃくちゃ嫌だが、それでも書こうと思う。
実際に辺野古に行って見て感じた事を発信しないのは信念に反すると思いブログを書いた。友人で納得できない人がいれば良ければだけど、話し合いたいとも思っている。
SNSをしていると権威主義的パーソナリティの人が多いと最近は感じる。
よければこのテストをしてみて欲しい。
ジュゴンが住んでいる綺麗な海が何故?ここに基地が建設されたら中国の脅威が和らぐのか?嘉手納基地があれば十分じゃないのか?
自分が納得するまで何回か辺野古に行き、勉強したい。本も沢山読む。
自分で考えて行きたい。
貴重な体験をさせてくれた清水さんと青木さんに感謝。ありがとうございます。