沖縄の方言「しまくとぅば」を話せる人が年々減少している。
沖縄の方言は独特で僕自身年配の方が話す方言は何言ってるかサッパリ分からない。
訛っているというよりも言葉自体の意味がわからない。違う言語を聞いてる気分だ。
もちろん簡単な方言は理解できる。
日常会話で少しぐらいなら意識もせずに使っている人が大半だと思う。
痛い→アガー
みたいな感じだ。
上記のサイトで方言を話さなくなった原因が語られていた。
沖縄県では戦後、「標準語励行運動」が実施されたことで、伝統的な言葉の衰退が加速した。さらに「しまくとぅば」衰退の大きな要因と言われているのが、近年の核家族化。若者は年配の人と接する機会が減り、「しまくとぅば」を話すことはおろか、聞くことも少なくなっているのだという。
戦後の「標準語励行運動」も理解できるし、核家族化もいわんとしてることはわかる。
わかるが、僕はそう思わない。
沖縄の方言離れの本当の理由は
ヤンキーが方言を話すからだ
中学生になるとヤンキーとヤンキーじゃない生徒にわかれる。
ヤンキーは学校のトップだ。暴力で圧倒し、モテ度も高い。常に学校で上位の存在になっている。そのヤンキーは何故か沖縄の方言を使いまくる。
どこから仕入れてきたんだ?と思うレベルで「しまくとぅば」を駆使して会話する。
僕自身中学校にあがるまで
アガヤー(出世した人、偉い人)、アシバー(遊び人)、シンカー(仲間)などという単語は知らなかったし、今でも全然使わない。
それらの単語は一例で堂々と「しまくとぅば」を使いこなす彼らは立派なウチナーンチュに見える。
では、ヤンキー以外の生徒は方言を話さないのか??
話さない。
何故かと言うと、「しまくとぅば」を使うと「ヤンキーみたい」に思われるからだ。
「しまくとぅば」とはヤンキーが使う言葉であって僕のような一般生徒は基本的に使わない。使うとヤンキーじらー(なんちゃって)に思われる。
ヤンキーだけが使える言語みたいになってて、僕のようなオタクがヤンキーのように方言を話すこと自体NGだ。なぜならヤンキーでもないのに方言を話すってことは「ヤンキーみたいに話す」ってことになる。
もちろんヤンキーがいない所でヤンキーものまね風に方言をそれっぽく話すことはあるが基本使わない。僕の周りだけかもしれないが、方言バリバリで話す大人は元ヤン度が非常に高かったりする。
方言を話す年配者
方言を話す元ヤンの見た目怖い人
方言を話すヤンキー
方言を話さない普通の人
これだけみると方言話すほうが多いじゃん!って思うが、見た目怖い人やヤンキーの数自体が少ないし、多くなられると彼らの立場に希少価値がなくなるので減少傾向にあるらしい。
スポンサーリンク
また、ヤンキーは沖縄伝統行事と非常に相性がいい。
なぜなら、エイサーと呼ばれる沖縄の伝統芸能は基本的にヤンキーが踊る。
青年会と呼ばれる集まりにヤンキーは参加し、エイサーを踊る。沖縄の人ならわかると思うが、夜の公園でヤンキーが夜な夜な集まりエイサーの練習を目撃したことがあるだろう。
エイサーは沖縄の立派な伝統芸能だ。本土の人にもウケが良い。太鼓を叩きアクロバティックに踊る様は躍動感が伝わる。世界中にファンがいる沖縄を代表する伝統芸能だ。
沖縄代表伝統芸能はヤンキーが踊りがちのところに蓋をしているのが現状だ。
青年会全部とは言わないが基本的にガラが悪そうに見える。見た目で人を判断するな!とかは言わないで欲しい。ヤンキーの時点でヤンキーだから。刺されると気持ちいいハブクラゲとかいないからさ。
別にヤンキーが踊っちゃだめ!エイサーやっちゃ駄目!って言ってるわけじゃあない。
言いたい!!!!!!
僕だけは大きく言いたい。
中学高校の頃から人を脅し金銭を巻き上げ暴力で好き勝手やってきた奴らがちやほやされて沖縄の代表みたいになるエイサーなんてなくなったらいい。嫉妬。
みんなからキャーキャー言われるんだぜ!!カツアゲとかしてたやつらが!きいいいいいいい!!!
じゃあ普通の人がエイサーやったらいいんじゃね?ヤンキー以外がやれば解決なんじゃ?
とか簡単に言うけど今までヤンキーがやってきたエイサーを急に普通の人にも門戸を開くなんて無茶がある。なにより方言が話せない。
この方言が話せないが重要で、エイサーを踊ってる青年会の方々やエイサーを楽しみにしているご年配の方は方言をめっちゃ話す。方言がわからないと会話にならないし、「今時の若者は方言もわからんか~」みたいな残念な対応をとられる。辛い。
エイサーヤンキー説に関してはあくまで僕の考え。ヤンキーがいないエイサーや青年会も知っている。率が高すぎるという話だ。
夜の公園でエイサーしてる人がピタッとした黒い長袖の上にポロシャツ着てる率は異常。襟も立ててるし白いハーフパンツ率も異常だ。
ヤンキーが「しまくとぅば」話すから方言話せる人が減ったんじゃあない。
ヤンキーが「しまくとぅば」を話すから方言話したくないのだ。
そこを理解して欲しい。
気持ちが伝わる! 沖縄語リアルフレーズBOOK (リアルフレーズBOOKシリーズ)
- 作者: 比嘉光龍
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る