アイスクリームが大好きだ。
その理由は冷たくて甘いから。これ以上の理由はいらないと思っている。
もちろん理由が当てはまっているジェラートも大好き。
ジェラートとアイスクリームの違いは見た目と味と名前と作り方だ。
言うほど違いはないけどハッキリとした違いはある。共通点はどちらも笑顔になるし、大事なことは「アイスクリームやジェラート食べる時は基本的に嬉しい時」ってことだ。辛い時はあんまり食べない食べ物だと思ってる。だからハッピーなイメージが強い。アイスクリームやジェラート、氷菓と言われている食べ物はハッピー幸せビームなのだ。
そんなジェラートを最近食べたんだけどフレーバーに迷った。
ジェラートのフレーバーを選ぶときに、「クッキー&クリーム」にしようか安定の「チョコレート」か「バニラ」。いやいや、ここは気分を変えて「塩キャラメル」や「ドラゴンフルーツ」ってのもいいかも?いや、「ドラゴンフルーツ」は庭で生えてたからなし。特別美味しい思いでもない。「紅芋」なんかいいなぁ。
とか色々迷うじゃん?
この迷う時間も楽しいさ。もちろん基本的に選びがちなフレーバーはあると思う。
ビールだったらキリン一番搾りやスーパードライ、モルツみたいにアイスクリームと言えばこれ!ジェラートと言えばこれ!ってね。
でもたまには気分を変えてみたくなるのが幸せな時。
そう。ジェラートのフレーバーを迷ってる間は確実にハッピータイムなのだ。
ってフレーバーに目移りしてると
レインボー
ってフレーバーがあった。
れ、レインボー???
いったい何味なのか検討もつかない。レインボー味。見るからにカラフル。うーん……爽やかなフルーツ系かな。でもレインボー柄って基本的に好きだ。レインボー!響きも言われてみれば凄く爽やかな感じする。
いいぞ!レインボーにしよう!レインボー味!未知の味だ。予想ができないがきっと虹から作っているんだろうな。
店員さんにレインボーをコーンで注文。
ジェラートってアイスクリームと比べ濃ゆくてねばーってしてるから、コーンに撫でるように盛り付けるよね。意外とあの動作が好きだったりする。優しい感じする。
レインボージェラート!!!
おもったよりレインボー感がない。
アメリカのどぎついカラーケーキっていうか。子供が適当に粘土で混ぜて出来た何かというか。なんだろう。
レインボーって言うより雑な色って感じ。
雑色。虹色とはとても言えない。
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み、見た目はあれよ。しょうがない。多少強引に解釈したら緑とピンクと……とにかく色んな色あるねー!うれしいねー!ってできる。
美味しそうか?
って言われたら美味しそう!とはいえない色。やっぱり見た目重要かもしれん。
大事なのは味よ。美味しければこのレインボーも好きになる。
ペロッと舐めてみる。
こ、
これは!!!!!!!!
以外!!!
ミルク味
レインボー=ミルク
嘘でしょ!!!!
もう一回舐める。舐める。ジェラートペロペロおじさんになる。
美味しいミルク味がする。でも目の前にあるのは触ると不思議な感触がする砂「キネティックサンド」で出来た何かっぽく見える。
目と舌のギャップがすごすぎてしばらく意味がわからなくなる。
色と味は重要に結びついている。
赤は辛い。茶色は美味しいだったり、青は爽やか、白は牛乳だ。
しかしジェラート業界においては
レインボーはミルク
いい加減にして!!!
レインボーがミルク味だったら白は何味なのよ!!
白=レインボー味 とかだったら意味わからん!!レインボー味って第一なに!?
困惑しながらペロペロ舐める。
美味しい!!!
冷たくて甘い!!!!!
ヽ(=´▽`=)ノ
めちゃくちゃ納得できないけど圧倒的な美味しさが右手に握られている。
レインボー味はミルク味なのだ。これは業界的に考えてそうなのだろう。
無理やり自分に納得させるしかない。ジェラート屋さんの人に
「なんでレインボーの見た目なのにミルク味なんですか!!!ギャップが売りですか!?」
とか興奮しながら言ってるジェラートおじとか怖いでしょ。
うへへ。美味しい。甘い。冷たい。レインボぉぉぉ。
そんな事を思いながらレインボーはミルクの方程式がピタリと当てはまったジェラートおじであった。