ジョジョの奇妙な冒険のアニメも大盛り上がりなジョジョワールド。
アニメをきっかけに漫画の方も読み始める人も多いと思う。
前回は一番優しいスタンド「グレイトフル・デッド」を紹介した。
今回は何でも固定するスタンド「クラフトワーク」の何でも固定しなささを紹介したい。
クラフトワークは触ったものをその場所に固定するスタンド。シンプルな能力でパワーも強い。登場した時のインパクトから人気も高いスタンドだ。
固定する能力は強力で、投げた石が空中に止まったり、飛んできた拳銃の弾丸も空中でピタッ!と固定できる。もちろん人間も固定できる。車の運転席に人間を固定させたり、掴んでいる車の手を固定させて離せなくする事も。
やりようによっては相当に強いスタンドだ。何でも固定できるんだから。
何でも固定できたか???
スポンサーリンク
ミスタのスタンドで弾丸が、ひたいにヒットしたが、何でも固定する能力で弾丸は脳まで届かなかった。まさに不死身のスタンド。
ひたいに弾丸が命中してるのに「痛てええ~~ちくしょう!」って台詞は違和感マックスな所が敵の不気味さを強調している。週刊連載時にリアルタイムで見てた時はどんなスタンド能力なのかドキドキした。
次の狙いは口の中だったが、口の中だって固定できる。もはや拳銃ではクラフトワークを倒せる手段はないんじゃないか?そう思わせる強さと凄みがあった。
自ら口の中に弾丸を迎え入れるタフさ。この時は本当に無敵の精神状態で倒せる手段が見あたらなかった。
しかし、ミスタの機転によってクラフトワークは倒される。
ひたいにもう一発弾丸を打ち込まれ、固定されていた最初の弾丸が脳まで達してしまう。これにてクラフトワークは倒される。
あれ?…少し待って欲しい。
何でも固定するのがクラフトワークの能力だ。ひたいには弾丸が固定されている。しかし、もう一発の弾丸で押されてしまって最初の弾丸が動く。
固定されてなくない?
固定されてるのなら弾丸がひたいに来ようが何処に当たろうが意味ないんじゃないのか!?
本当に見たかったクラフトワークは
「固定されるッていったよなぁ~!!!」
と強気に、自分から弾丸をひたいに迎えに行く姿勢が見たかった。弾丸に頭突きをするような狂気っぷりが固定の魅力と重なる。しかし、現実は「ヤバイ」とひよってしまう。
こっからは考察だが、恐らく何でも固定のする能力は、「固定できる!」って強気に思ってる時しか効果を発揮しないと思われる。スタンドとは精神の具現化だ。なので強気でオラオラの時はスタンドも強い。しかし、「ヤバイ」と弱ってしまうとダメだ。固定できるはずの弾丸が固定できなくなり、見た目だけがインパクト強いスタンドになってしまう。
とにかく精神状態が重要だ。
エンヤ婆も
「「HBの鉛筆を指でベギッとへし折れて当然と思う事のように!『時を止めて当然』と思うことですじゃッ!」
ってディオにアドバイスしている。当然なのだ。固定して当然。何でも固定できて当たり前なのに、ピンチが訪れるとその精神が揺らいでしまって結果やられる。
クラフトワークは物体を固定できる強烈なスタンド能力なのに、ビビったせいで負けてしまった。ヤバイと思わなければ絶対に固定できたはずだ!
うおおおアレを狙ってるのかッ!!の次のページで
「固定されるッたよなー!!!!!」
って言いながら弾丸に頭突きする姿が見たかった。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30〜39巻)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: コミック
- 購入: 22人 クリック: 361回
- この商品を含むブログ (27件) を見る