タコの卵

どこまで我慢するのが身近な恐怖なのか

【人間関係】人を傷つける方法は誰かと比べるだけでいい

対人関係において怒りを覚える事は多々ある。

約束を破られたり、悪いことをしたり、癇に障ることをしたり、etc.

特に家族だと多い。親に怒られたり、子供を叱ったり、兄弟喧嘩。もちろん友人や職場、ちょっとした間柄でもトラブルってのは起こりがちだ。揉め事の原因なんて些細なことだったりするけど、怒ってる原因何て本当は本人にもわかってない。

怒りゲージがたまたまマックスで爆発したきっかけがあなた

って事は多々ある。

 

貴方は怒りをぶつける相手にどんな言葉を投げかけているだろうか?

 

馬鹿!とかアホ!とか罵詈雑言ってのは意外と心に響かないし、何とも思わなかったりする。誰でも怒った時にとっさに出る言葉ってのは考えている言葉じゃないのでダメージも少ない。怒られている側も楽だ。

そんな怒り方や会話の仕方だけど、一つだけやっちゃいけない事がある。所謂タブー中のタブーってやつだ。このタブーをしちゃうと相手は言葉のナイフでグサグサ刺される事になる。

 

そのタブーは、「誰かと比べて貶める」だ。これだけはやっちゃいけない。

 

誰かと比べて貶める

人をうんと傷付けたかったら、誰かと比べればいい。

「○○と違ってお前は○○だな」

「○○はすぐ終わらせたのにまだ終わってないの?」

「それに比べて○○は本当に使えないな!!」

 

 

スポンサーリンク

 

これだけで精神はズタボロに。言われた方は言い様のない思いに包まれて傷口を抉られている気分になる。

本当にこれだけ。こいつを傷つけたいと思ったら比べてしまえばいいのだ。

比べられた相手は傷ついてダメージを負うだろう。みんなも覚えがあるはずだ。親に、上司に、友に怒られている時に誰かと比べられた時の言い様のない惨めな思いを。本当に辛い。自分には生きてる価値がないんじゃないか?と考えてしまうレベル。

 

例えば貴方はこんな酷い事を言われた覚えは無いだろうか?

 

部屋の片付けをしないだけで親に比べられて貶められる例

親「○○ちゃんはしっかり勉強もしてお手伝いもする良い子なのに、あんたは勉強もしないで部屋は散らかしてばっかり!!本当にえらい違いよ!」

 

これは親が子供を叱りつける時に、友達を引き合いに出して自分の子供を貶めている。あんたは○○ちゃんと比べて劣っていると明確に示している。言われた経験がある人ならわかるが、非常に頭にくる!!!勉強してないし部屋を散らかしてるのはわかるが、○○ちゃんは関係ないだろ!いい加減にして!!!って気持ちになって泣きそうになる。気持ちが激しい子は暴れてしまうかもしれない。そうなってくるとますます手に負えなくなり親からもっと酷いことを言われる。

比べられた子供は堪らない。将来どうなる!?とは強く言えないが、良くない教育ってのはわかる。

 

 

妻「遅くなるのに連絡の一つもないの?こんなに遅くまで働いてるのに安月給だし。お隣さんはいいわよね~。また海外旅行ですって。うちでは一生無理ねwwww」

 

妻に言い様のない怒りとショックを覚える旦那の例だ。
家庭のために遅くまで働いて頑張ってるのに帰ってきたらこれ。安らげるはずの家が拷問部屋になる。遅くなるのに連絡しなかったのは確かに落ち度は旦那になる。あるが、安月給は言いすぎだし、お隣さんとの経済事情を比べられてはやってられない。これでは働く意欲も妻えの愛情も冷めていく。

 

 

上司「こんな簡単な仕事を何時間もかけてこれ?○○君ならとっくに終わらせてるよ」

 

依頼された仕事を一生懸命終わらせたのにこの仕打。仕事にミスがあったわけでもないのにそこまで言われる必要ないと思われる。そして職場内で他人と仕事のスピードを比較されるのは非常にキツイ。時間がかかったなら効率アップの方法を上司がアドバイスするなyい、教えたりするのが上司の仕事だろう。他人と比較して嫌味を言っちゃう上司なんて意味が無い。だったらお前がやれって話だ。

 

上記は例にすぎないが、会話の中で結構出てくると思う。

人は誰かと比べられて貶されたりすると自尊心が傷つく。ただでさえ怒られているのに人格否定までされたら溜まったもんじゃない。追い打ちが酷すぎる。

 

 

怒る対象は行動に向けるべき

親と子の場合なら叱る時に

 

勉強をしないこと

部屋を散らかすこと

 

だけを怒ればいいのだ。○○ちゃんと比べる必要は全くない。やった行動が悪いのならその行動を怒ればいいのだ。誰かと比べて貶めるような人格否定はやっちゃいけない。

怒りの対象は行動こそに向けられるべきなのだ。

じゃないと怒られている側は酷く傷つく。上記の例みたいに人格否定され続けると

 

「自分はダメな人間だからこんな事をするんだ」

「私は何やってもダメね…」

 

こんな考え方の人間になってしまい暗い未来しか描けない。

なのであなたが超怒っても人格否定まではしちゃいけない。行動に対して怒るべきなのだ。悪い事をやったのなら悪い事を叱る。あんたが駄目だから悪い事をするはNG。そして人と比べるのなんてもってのほか。誰かと比べられて怒られると自分の存在価値を見失ってしまう。

 

怒る時は相手を傷つけたいと思う事もあるかもしれないが気をつけて欲しい。

行動に対して怒るべきだ。人格を否定するまで怒ったら毒人間になってしまうぞ。

 

 

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

  • 作者: 渡辺 奈都子
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 6回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る