扁桃炎が辛すぎる。
夕方頃からちょっとダルいなって感じてきて早めに眠った。
全然眠れなく朝起きたら扁桃腺が腫れて膿で雪山のように真っ白に‥‥。
熱も38.3度ぐらいになって確実に扁桃炎になっていた。
つばを飲み込むのも痛く、水もなるべく飲みたくない。
熱のせいで頭も痛く辛く、前日トレーニングしたせいか背中と腰回りの筋肉痛も酷く、なにもかも辛い状態。まるで厳寒期の冬山にいるみたいに辛い。
扁桃炎と一発でわかったので朝1病院に行って薬をガンガンもらう。
食欲はあったが喉が痛すぎるのでフルーツヨーグルトをご飯代わりにして薬を飲んで眠る。
薬の効果と寝不足の影響で病院から帰ったら嘘のように眠る。
19時ぐらいに起きると薬がガンガンに効いて多少楽になっていたが喉は腫れたままだしすごく痛い。熱が引いたのが嬉しかったので食欲はすごくあった。大の大人がヨーグルト一個だけで健康になれるわけがない。ご飯をめちゃくちゃ食べて治すんじゃ!!!!
初めて海を見た子象のようにご飯眼の前にしてはしゃぐの!
その気持こそが大事なの。扁桃炎の喉で固形物を流し込んで激痛を味わう”治療”という行為から一点矛盾した行為に見える先にたどり着く境地がある!!扁桃腺を甘やかすな!
ってことでご飯を炊いた。4合。
普段4合も食わないが大の大人が扁桃腺になってヨーグルト1個で薬をガンガンに流し込んでいった結果だ。
野生生物は怪我した時や体調が悪いときは食べないらしい。
内蔵に余計な負担をかけないよう、治療に全力をつくす。じっと我慢して治れー治れー!と思い続けて治すのだ。食べ物を消化するにはめちゃくちゃ体力を使う。実は食事もパワーがないとできないのだ。
だから食べているうちは大丈夫。食が細くなったら危ないと言われる。
例に漏れず、扁桃炎の病人もそんなに食べないほうが良い。だって喉痛いもん!!
アイスクリームや冷めたおかゆなどがおすすめだ。食欲が無いのなら食べないでもいい。
食べたくなかったら食べない。これこそが野生生物の治し方だ。
しかし、俺は都会生物!!!!!Bビーダマン爆外伝!!
沖縄県那覇シティボーイ!!!
ガンガン食って治してやる!!!!ここに野生VS都会の戦いがはじまるのだ。
うおおおおおおお!!!!食べるぞぉぉぉぉぉ!!!
炊飯器から4合ご飯炊けたよ!とってもうれちいね!って声がピーヒャラ~となる!
ゴング!!!ゴング鳴らせ!!!
あちあちのインスタントお吸い物を飲む!!!!
いたぁぁぁぁぁぁっぁいいいいい!!!!!!!!
あちあちのお吸い物は扁桃炎を攻撃するには十二分の破壊力味を秘めていた!!!!
これには大の大人も涙目!!!!ぐおおおおO!!!めっちゃ頭悪い!!!
しかし、何かの間違いかもしれないのでふ~ふ~してからもう一回お吸い物を……
んんのんのおほほじょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
イタイ!!!!
ペイン!
だけど!!!!!!
さっきと同じ痛み!!!あちあち!!!だったら……いけるぜ???
スーパーのお惣菜チキンカツに箸を伸ばし、勢いだけの14歳は大口をあけて食べる!!!
ほどよくしんなりしたチキンカツの衣が爆撃みたいに扁桃炎に降り注ぐ。
美味しい!と痛い!を同時に感じる。うまいたい。
返す刀で炊きたてのご飯をおもいっきり食べる!!!!!
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!
あちあちのご飯とチキンカツで最高のハッピーセット!!
扁桃炎にとっては爆撃と火炎放射器のサプライズギフト!!!!
イタイが美味い。身体の構造を考えるに、この状況。
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扁桃腺以外はめっちゃ喜んでるのがわかる。
脳:とってもおいちいね!!
口:とってもおいちいね!!
喉:くるちいよぉ
内蔵:とってもおいちいね!!
足:とってもおいちいね!!
心:とってもおいちいね!!
満場一致でとってもおいちいね!!
調子にのってたくわんとかも食べる。美味しいたくわん。扁桃炎によくしみて涙がでる。
そして贅沢にも生物の牛も食べる!
ステーキってやつだ!!
漫画バキに登場するビスケット・オリバはステーキとワインで怪我を治療していた。
食育要素が凄い。だから真似してステーキ。扁桃炎に侵されまくっている喉にしみないわけがない!!!!!!
肉!?熱い!?ステーキ!?なんで!?喉痛いのに!?あえて!?食べる!?
美味しい!?肉厚!?飲み込める!?痛い!!凄く痛い!?でも美味しい!?
うおおおおんん
ご飯もおかわりしまくってガンガン食べる。いつしか喉の痛みは全然消えない。
食べてるだけで傷つける壊れてしまったおもちゃのようになる。
のど飴があるのなら今の状態は逆にのどご飯だ。のどご飯ってなんね。
しっかりご飯を4杯もおかわりしてしまい、喉の痛みは熾烈さを増しつつも食欲は満たされまくって幸せと痛みが二世帯住宅。この時のご飯をレビューするとしたらこんな感じだ。
どんな徳を詰めばギ扁桃炎の時にようなハーレム世界に転生できるのか?
と誰でも考えた事があると思います。
バラモン教の教えでは人は死ぬと「アートマン」になり「ブラフマン」になる。
ではアートマンとブラフマンとはなんぞや?一切理解できませんし、理解できたらアートマンやブラフマンになれるのです。
流行りのヨガも修行(体を柔らかく)して最終的に目指すのはアートマンでありブラフマンなのです。つまり「扁桃炎状態」はイスラムにおけるハレムにたどり着いてしまった現代のタコの卵なのですよ。
そんな痛みのハーレム願望を手軽にご家庭で叶えられる扁桃炎はハッキリ言って痛い。
扇情的とも言える扁桃炎による高熱。僕を絶対的に甘やかせる世界観。
どんな行動をとっても好意的に解釈してくれるガイアの意思。
食べれば食べるほど程に痛みを増す喉の娘。
本当にいうなればBLコミック「糸永くんの恋の糸」状態だ。
みなさん読みました?
糸目で引っ込み思案の糸永(いとなが)は、昔自分をいじめていた真田(さなだ)と大学で再会した。あの頃のことを忘れたかのように、親しげに声をかけてくる真田と、糸永は仲良くなる。実は、糸永は昔から、ずっとずっと、真田に恋していて……。大型新人・奥田枠のハツコイ・ホリックなセカンドコミックス!
良いですよ。良かった。読んでないなら読んでください。恋の糸なんですわ……すれちがい絡み合い。一つの糸になるんですわ。扁桃炎なんてなんぼのもんじゃい!ってなります。本当はなんぼもなりません。痛いです。
たまりません。
ご飯食べない選択肢はないと思われます。
そんな僕に光という名のヘントウエンが降りてきたのです。
あぁ、ヘントウエンそなたは美しい。神は東洋のエロ痛さを「喉」に集めたな??
あんな痛い喉で口中をウロウロしている時点でパシフィック・リムですよ。
霊長類最強と言われたアレキサンダー・カレリンか”扁桃炎”のレベル。
ワイルド・スピードヘントウエンミッション。
前職キャバクラで働いていたのですが、あんな痛みないですよ。痛み時給いくらですか??
8000円はくだらないですよ。どんな喉の痛みなのか逆に気になってきました。
ルブタンが並ぶむさ苦しい中年男性の家なんて見たこと無いし、きっとルブタン4足ぐらい扁桃炎さんは履いています。
カバンはバーキン、時計はハリー。
摂取する水分は水と”アルマンド”だけ。
【扁桃炎なのにお店に来てくれてアルマンブラック!てっちゃぎさんから4本入りました~♥♥】って病気インスタで書かれても嬉しいな
それでも【扁桃炎】の時にご飯と食べるけどな!!!!恋愛は金じゃあない!ご飯だ!!!
それぐらい面白い病気です。
こんなレビューをAmazon病気ドットコムに書きたい。それぐらい扁桃炎は大変。
そんなこんなで腹いっぱい痛みいっぱいご飯を食べました。
その後は大好きなお薬TIME!!!!
処方されたドラッグを身体にぶち込み悲鳴を上げる喉に”抗生物質”を浸透させるべく、横になる非常さ。おそろしく速い頓服、オレでなきゃ飲み逃しちゃうね。
たっぷりと眠ったのですぐ眠れるわけはなく、栄光の岸壁をKindleで読む。
新田次郎3部作の真ん中だ。清水記者に新田次郎三部作をオススメされたので読んでいるのだ。
扁桃炎にかかわらず山の本は面白いが、病気の時に限って読む山の本は格別に良い。
病気状態でダルい時にする行動は案外狭い。
・インターネット
・眠る
・本や漫画を読む
・思ったりする
・考えたり考えなかったりする
そんなもんだ。だいたい現代ではスマートフォンのおかげでインターネットしがち。
インターネットもいいが病気のときこそ本を読もう。新田次郎の本はマジでオススメ。
どれぐらいオススメかというと全集がでているレベル。全集だすって本書きすぎだよな。凄い。
喉の痛みは薬のおかげでじゃっかんマシになり読書も進むかと思われたが、突然の栄養補給による必死の眠さが全身を襲う。このまま眠ると凄く体調に良さそうだ。ここで寝たら治る。
そんな脱法スレスレ治療行為を僕が認めるわけもなく中毒性の高い海外ドラマのように圧倒的な”ひき”を見せる栄光の岸壁に取り組む。厳寒期の山ならぬ病原期の身体ならではの魅力だ。
「暴力の人類史」でも語られている通り、150年前まで猫を頭突きで潰すブラッドスポーツと呼ばれる悪趣味な行為が流行っていた。
しかしながら人類は共感性を武器に進化して、色々な優しさを身に着け多様性を認めあって現代社会がある。そんな多様性や共感性を山にも求めようとしちゃうのが人間なんだろうな。そして滑落したり遭難したりする。
愛だけが重力を超える。引力すなわち愛。映画「インターステラー」を見れば愛だけが重要な事が理解できる。この愛が山なのだ。山男達にとっての引力は山なんだ。
ふふふ。だからこの睡眠への誘いも治療に向けての引力だと思いたい。今は甘い甘美な誘惑に身も心も捧げてだめになってしまいたい。
そういうふうに考えられる状態こそが健康なのだろう。
こうして扁桃炎と戦いまくる男の1日が終わった。