ウォーターゲームを知っているだろうか？
水中輪投げって言えば早いかもしれない。
ボタンを押して水の中のリングを棒に通すと成功。普通の輪投げも難易度高いのに、それの水バージョンってなったらそりゃ容易ではない。まさに極限輪投げと言ってもいい。言うな。
そんなウォーターゲームの最新バージョンが出てるというので早速購入してプレイしてみた。実はウォーターゲームに目がないのだ。どんなウォーターゲームかな？とドキドキしながら商品を探す。
水中輪投げゲーム！
ウォーターゲーム ポータブル
ポータブル！！！
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ポータブル化だと！！！！
確かにウォーターゲームは、みんな据え置き機だったかも知れない…。その据え置き機専用ゲームがポータブルになれば手軽に遊べるからみんな買うだろう…って発想に舌を巻く。
しかも100円だった。
100均に無造作に置かれていたのだ！この神のゲームが！！！
これが現代戦。ウォーターゲームが発売された当初は最低でも500円はしたぞ…。
裏面も見てみる。
3歳未満はプレイ不可らしい。しかも、絶対にだ。絶対に。3歳未満がプレイすると重大な何かが起こってしまうのだろうか…。恐ろしいゲーム機である事は想像に難くない。プレステ4でもありえないだろう。ポータブルにするにあたっての犠牲って所か。
大きさは手のひらサイズ。
まさにポータブル。
従来の十字キーとは一線を画する斜め十字キー？？☓キーか？
ボタン部分はシンプル。左上と右上にあるシルバーボタンはスティックだろうか？
押しても触っても何にもならない。飾りだとすれば恐ろしい。飾りだよね。
そして、SELECTボタンもSTARTボタンも無い。書かれているのに無い。
難易度が半端ない事がこの次点でわかる。あるのにないのだ。
一瞬初期不良か？
と、思ったが、これがウォーターゲームらしさなのだろう。無理やり納得させた。
肝心のゲーム画面
サンゴ礁に魚が二匹。タツノオトシゴが一匹。亀が一匹の賑やかな画面となっている。フルCGではないが、貴重なお絵かき絵柄で温かみがある。30歳超えると美麗グラフィックより、こっちの方が好きになってくるな。
しかしどう考えても、亀はタツノオトシゴに輪っか引っ掛けようとしてるだろ。
そもそも、珊瑚に輪投げ引っ掛けてどうしたいのだ？この魚類達は？珊瑚に輪投げとか投げると、珊瑚が傷ついて痛むぞ。最悪折れる可能性もある。
ひどない？
いったいウォーターゲームとは…僕らが思っているより裏がありそうだ。
クリアー後の特典が気になる所。
操作説明
初プレイなのでちょっと緊張したけど、いざ！
左の
☓キーの○とか△とかは普通右側にあるんだけど、水中輪投げの世界観に文句言っちゃいけない。水中では僕らの常識が尽く覆される。
とりあえずボタンを押すと輪投げが動いた。
右の凸凹ボタンも特別変わりない。押したら輪投げが動いた。
とりあえずボタンを押せば輪投げが動く！！これだけで十分だ！説明書も無いけどなんとかなるぞ！みんなも安心してね。
プレイ開始
さっそくボタンを適当にプッシュする。ウォーターゲームに限っては「押す」より「プッシュ」の方が良い。水中で輪投げがフワフワと浮かぶ様がプッシュ感を演出している。わからんけど。
適当にボタンを押していると
何故か右側に輪投げが集中して入っている。
全然意味がわからない。これが初心者特有のガチャプレイってやつか？？
ガチャプレイで輪っかが入っても嬉しくない。ここは気を取り直してリセット。
再プレイ開始！！
…
…
ここで一つの攻略法を思いつく。
左ボタンを一回強く押すと輪っかが大きく左旋回する。
左旋回した最後の輪っかを見てから、右ボタンを２～３回連打する。
すると右から水流が連続できて、左旋回最初の輪っかが水流に煽られる。
煽られた結果、最後の左旋回輪っかは左珊瑚に。
最初の左旋回輪っかは右珊瑚に。
微調整しながらやってみると…
驚きの結果に！！！！
なんと両珊瑚に綺麗に輪っかが収まっている！！
これは大発見！ウォーターゲームの数少ない攻略法を発明してしまった。
タコの卵式
と名づけたい。
みんなも使ってプレイしてみよう。すぐ輪っか入るぞ。上級者にも使える戦法だ。
って喜んだのも一瞬だった…。
ラスト二個になって「タコの卵式」が使えなくなった。
何故かと言うと、最初に押す左ボタンで、左珊瑚の輪っかが外れてしまうのだ。これは誤算。せっかくラスト2個まで持っていったのに、ラスト6個とかになってしまう。
かなりストレスが溜まる。
これではダメだ。さらなる方法を…
ぴょこぴ！！
閃いた！
斜めプレイ
ポータブル本体を手前に倒してプレイ。
斜めにすることで珊瑚から輪っかが外れにくくなる画期的な方法！まさに目からタコの卵！これにはウォーターゲームもビビっちゃうだろう！
いざ、ボタンをプッシュ！！
めちゃくちゃ輪っか外れるじゃねーか！！！！
ほぼ輪っか外れたよ！！！！
全然駄目！斜めプレイギルティ！超ギルティ！！！！
あかん。
冷静になれ。元々ゲームは大好きだし、ある程度は得意だ。こっから先は集中して戦おう。格闘ゲームが大好きだ。
格闘ゲームに置き換えてウォーターゲームを考えてみよう。
相手がされて嫌なことをするのが格闘ゲームの基本。
ウォーターゲームがされて嫌な事を考えろ…考えるんだ。
1.水抜く
2.本当に水中でウォーターゲームする
3.プレイしない
4.捨てる
ダメだ…打算的な考えしか思いつかない。思考回路はショート寸前だ。
せっかく100円で買ったウォーターゲームちゃん。絶対に完オチさせてみせる！
あへウォーターゲーム顔みちゃる！！
『 てっちゃぎハード 』
輪投げの為に水中に潜入するてっちゃぎ。
だが、それは100均の巧妙な罠だった。
「てっちゃぎのプライドは 私に崩される為に築いてきたんですものね」
「いつもの力が出せれば…こんな100均のおもちゃなんかに…！」
「よかったじゃないですか 水中のせいにできて」
「んんんんんんんっ！」
「へへへ おい、ウォーターゲームを用意しろ。みんなでプレイしてやる」
(耐えなきゃ…！！今は耐えるしかない…！！)
「てっちゃぎの生乳ゲ～ット」
（いけない…！左乳首が感じやすくなってるのを悟られたら…！）
「生てっちゃぎ様の生タコの卵を拝見してもよろしいでしょうか？」
「こんな奴らに…くやしい…！ でも…感じちゃう！」（ビクッビクッ
ゲームクリアー！！！！！！！
試合終了
総プレイ時間15分弱！
「もう時間なんか気にせずプレイしました。最後のラスト1個は気合でしたね。相手の運にも助けられました。もう本当に感無量です。」
ウォーターゲームを完全制覇したてっちゃぎ氏は話す。
て「完全にコツを掴んじゃいましたね。てっちゃぎハードじゃなくて、ウォーターゲームハードなんじゃないですか？？」
調子よくコメントするてっちゃぎ氏。何と次のゲームではタイムを4分も縮めてみせた。
て「もう完全に手足です。ウォーターゲームで家建てたいです。」
彼の顔は晴れやかだった。
チラシの裏
光加減で画面に花火が！！！！
これ裏ワザじゃない？？？後でウォーターゲームwikiで確認してみる。
